1916年製 Gibson L-1 Archtop Guitarが入荷しました。
Gibson社が誕生した1902年、ブランド初のアコースティックギターラインアップとして発表された「Style-L」Model。L-1モデルは1902年の誕生以来、基本デザインを変えることなく生産が続けられ、1926年にフラットトップモデルへとモデルチェンジされます(この時期のモデルを伝説的ブルーズマン、ロバート・ジョンソンが使用していたことでも知られています)その後Lシリーズは後継のL-00、LGシリーズと時代に合わせて名称やデザインを変えながら現在も愛され続けるベストセラーモデルとなっています。本機は1916年製のL-1モデル、ナット幅約48mmのマホガニーネック、エボニー指板、アディロンダックスプルーストップ、バーチ材サイド&バックで構成され、13フレットジョイント仕様。チューナーチェンジやクランプマウントのピックガード欠損、割れ修理やサイドバックのリフィニッシュなど手は加えられていますが、べっ甲柄のテイルピースプレートなどは残っており、きちんと弾ける状態で現存している貴重な1本。小ぶりなボディーで音量はそれほど大きくはありませんが、やはり当時の木材の良さを感じさせてくれる温かみのあるサウンド。とても軽量で取り回しが良いのもポイントです。製造後110年近くを経過し、数多のプレイヤーに愛されてきたであろう個体、ソファーでポロポロと爪弾きながらこのギターの辿ってきた歴史に思いを馳せるのも最高の贅沢でしょう!汎用ハードケースが付属致します。