1987年製 Gibson US-1 “White Pearl Color”が入荷しました。
1980年代前半、HR/HMムーヴメントの中でFender社のストラトキャスターモデルにDimarzioやMighty Miteなどのハイパワーなハムバッカーを搭載するという大胆なモディファイを施すことが流行し、それと時を同じくしてシャーベルやジャクソンなどから所謂「スーパーストラト」と呼ばれるモデルが発売され市場を席捲しました。本機はGibson製スーパーストラトとも言える1本、1987年製のUS-1!1987年から1994年頃まで生産され、かのウェイン・シャーベルがデザインし、バスウッド材を用いて軽量化を図り、ネックは薄く仕上げるなど当時のミュージックシーンを意識したデザインとなっています。ピックアップはフロント・ミドルにスタックコイルのハムバッカー、リアにフルサイズハムバッカーを搭載し、3基のミニスイッチでON/OFが切り替えられる仕様。指板には上質なエボニー材、セットネックで仕上げられているあたりにGibsonの矜持が感じられ、ヘッドにはExplorer同様のレイズドロゴが誇らしげに光ります。本機は非常に珍しいパールホワイトカラーの個体で、経年によりトップコートがクリームカラーにヤケておりますが、細かいラメの粒子が確認できます。現在リアピックアップは57Classicに、また1弦のグローバーペグに不具合があった為、現行品に無加工で交換されております。ウェイトはとても軽量な3.37kg。ExplorerやFlying-Vは発売時、時代を先取りしすぎたモデルと言われましたが、ひょっとするとUS-1の時代はこれからなのかもしれません。汎用ケース付属。