1930’s Cromwell(Made by Gibson)G-4 Archtop Guitarが入荷しました。
1929年に発生した大恐慌によりアメリカ国内が不況に陥る中、Gibson社は自社の生産能力を補うためにCromwellやKel Kroydon、Recording King、Kalamazooなど様々なブランドネームのギターをOEM生産しました。それらのモデルは比較的安価な価格帯のギターであった為、トラスロッドは仕込まれておらず、装飾やパーツ類は比較的簡素ではありましたが木材に関しては1930年代の素晴らしい良材が用いられており、現在ではGibsonブランド直系の黄金期モデルとして非常に人気があります。本機は1935年から1939年まで生産されたCromwellネームのG-4 Archtop。16インチのフルアコースティック構造で、GibsonのL-50のノントラスロッドバージョンとも言えるモデルです。スプルーストップ、ブラジリアンローズウッド指板のマホガニーネック、マホガニーサイド&バックの材構成でトラスロッドが仕込まれていない分、非常に軽量です。ナット幅は約44.5mmで、コアなファンには人気の高いこの時期特有のVシェイプネック。チューナーが交換され、ピックガードレスになっておりますが、ネックコンディションが良く、低い弦高セットアップも可能。スライドなどにピッタリな、カラカラに乾いたサウンドが最高です!Cromwellの特徴でもある指板のストライプデザインが超クールでソソります。この時期のOEM生産モデルは製造から約90年が経過し、かつ安価な価格帯であった為、きちんと弾けるコンディションをキープしている個体には中々出会う機会がないのが実際のところ、この機会を是非お見逃しなく!汎用ハードケース付属。